「たくさんトレードするほど、たくさん稼げる」。
多くの人がそう思っています。でも僕の考えは逆で、むしろトレードはしないほうがいいと思っています。
大きな元手を用意して、リスク3%とか低レバレッジでコツコツ回すより、1万円だけ用意してハイレバレッジで回したほうが、目標にはずっと早く届く。しかも、そのほうが精神的にもずっとラクなんです。今回はその話をします。
100万円にするのに、トレード回数はほとんどいらない
まず、2つのやり方を比べてみます。
やり方A:資金100万円を、低リスクでコントロール
100万円を用意して、1トレードのリスクは3%(=3万円)に抑える。勝率7割、リスクリワード1:3、目標は利益100万円。
このとき1回勝てば+9万円、負ければ−3万円。勝率7割なら平均して1トレードあたり+5.4万円ほど。目標の100万円に届くまで、ざっと19回くらいトレードが必要になります。
やり方B:1万円をハイレバレッジで
一方、たった1万円をハイレバで回して、毎回倍にしていくとどうなるか。
1万 → 2万 → 4万 → 8万 → 16万 → 32万 → 64万 → 128万。
なんと7回で100万円を超えます。
- やり方A:100万円を用意して、約19回のトレードが必要
- やり方B:1万円だけ用意して、たった7回で100万円超え
同じゴールでも、必要なトレード回数はまるで違う。1万円をハイレバで回すやり方なら、圧倒的に少ない回数で届くんです。
トレードって、本当にストレスがたまる
トレードをしたことがある人なら、わかると思います。
どこで入るか、頑張って相場を分析して、ようやくエントリー。目標はここ、ストップはここ、と決める。なのに、思い描いたようには動いてくれない。
ちょっと利益が出ている状態で、目標には届いていないのに、こわくてすぐ決済してしまう。かたや負けるときは、ストップにサクッとかかってスパッと負ける。いわゆるコツコツドカンです。
逆に、自分が思っていた方向にドーンと動いたときは「入っておけばよかった」という後悔がついてまわる。
つまり、トレードをするということは、それだけストレスを抱えるということ。回数が増えれば増えるほど、精神衛生上もよくないんです。
回数が少ないことは、そのまま「安全」につながる
トレード回数が少ないのは、効率がいいだけではありません。リスクに晒される機会が少ないということでもあります。
ポジションを持っている間、お金はずっと相場の急変にさらされています。回数が多いほど、相場に居座る時間が長いほど、思わぬ急変に巻き込まれる確率は上がる。
「そんな急変めったにないでしょ」と思うかもしれません。でも実際に起きています。
2015年1月15日、スイスフランショック。スイスの中央銀行が守っていた為替の上限を予告なく撤廃し、スイスフランが数分で約30%も急騰しました。
このとき損切り注文も間に合わず、多くのトレーダーが口座残高を超える損失を出しました。国内FXでは追証を求められ、数百万円から数千万円の請求を受けた人も。自己破産に追い込まれた人や、裁判になったケースもあったと報じられています。
19回トレードする人と、7回で終える人。どちらがこうした急変に居合わせやすいかは、言うまでもありません。なお、こうした口座資金を超える損失も、ゼロカットのある海外FXなら追わずに済みます。
だから、目標に届くまではトレードしない
僕のやり方はシンプルです。
「目標100万円」と決めたら、そこに届くまで、できるだけトレードをしない。無駄なトレードは絶対にしない。多くても1日1回です。
それよりも、家族との時間や、遊びの時間のほうが大事だと思っているので、ふだんはそちらに目を向けています。
時間があって、トレードできるなというときに、チャートを見て分析して、「ここかな」と思ったところに指値を入れて、あとは放置ってこともあります。
そんな感じでやっています。
100万円をつくるのに、そんなに回数はいらない。
1万円のハイレバトレードなら、なおさらです。
まとめ
- 大きな元手を低リスクで回すより、1万円ハイレバのほうが速い(例:19回 vs 7回)
- トレード回数が多いほどストレスも増え、精神衛生上もよくない
- 回数が少ないほど、相場の急変に晒される機会も減って安全
- 目標に届くまではトレードしない。多くても1日1回、指値を入れて放置
- そのうえで、負けても失うのは1万円だけ
「たくさんトレードして稼ぐ」ではなく、「少ない回数で、狙った場面だけにしぼる」。これが僕のたどり着いた戦い方です。
資金管理の考え方はこちらにまとめています。




